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すずめや商店

映像業界の片隅で生きる女・すずめを彩るものたち

【ドラマ】逃げるは恥だが役に立つ ~このムズキュン、永遠~

結婚とは。働くとは。生きるとは・・・

※ブームが過ぎ去った今、とても書きたくなったので感想です

最終回視聴率20.8%を叩き出したここ最近稀に見るヒット作、
逃げるは恥だが役に立つ
漫画原作というのは見る人を限定する映像になることが多く感じますが
この作品は本当にすべての人にオススメします。
私は結婚式直前というベストタイミングでこの作品に出会いましたが
泣いて笑ってたくさんの自分の思い出が思い出されて、
そしてこれからの結婚生活のことを想いながら見ていました。
人生に悩んだとき、ふと思い出したくなる大切な作品になりました。

 

あらすじ

主人公・森山みくりは大学院を卒業しても内定ゼロで、派遣社員として働いていた会社も派遣切りにあってしまう。
父のはからいで独身の会社員・津崎平匡の家事代行として働き始めることになる。
家事が得意なみくりは平匡の信頼を勝ち取り、またみくりも津崎の仕事の指示の効率の良さに好印象を受ける。

みくりはあるきっかけから突拍子もなく「就職という意味で結婚するのはどうですか」と提案してしまい後悔するが、
超真面目な平匡がはじき出した答えはなんと契約結婚
家事の労働力を給料化した、夫=雇用主、妻=従業員の不思議な関係がスタートする。
二人だけの秘密を隠し通すため協力しだしたみくりと平匡の距離はいつしか縮んでいき・・・?!

津崎の同僚で妻子を持つ幸せいっぱいの日野、恋愛にドライなイケメン風見、洞察力の鋭い秘め事ありの沼田、
またみくりのおばでアラフィフ処女のゆりちゃん、みくりの親友のシングルマザーやっさん、など
濃いキャラクターたちが物語を彩り、結婚だけでない長い「人生」を考えさせる作品となっている。

感想

契約結婚という今までにないテーマの原作。
みくりの妄想癖という形で様々な番組のパロディで描かれていく斬新さ。
十人十色の生き方を描く社会性。
テンポの良い脚本と演出。新垣結衣の破壊的な可愛らしさとユーモアある演技、
星野源の思わず背中を押したくなるピュアなキャラ。
すれ違う二人のムズキュン
すべての要素が重なり合い、何年先も色褪せない素敵な作品に仕上がっていると思います。
私はもともと結婚願望がなく、それはつまり愛される幸せを放棄して、仕事に生きたいと奮える女でした。
そんな私が結婚という選択をしたのは、私の生き方を尊重してくれる人に出会えたからです。
でも所詮はただの他人同士、ケンカして話し合って取り決めた約束も例外の場合はまたケンカするし、理想の結婚像みたいなものがなかったからこそなのか、自分も大切にして相手も大切にするという両立が難しかったのです。ゼロだった(と自分で決めつけていた)愛されたいという願望が、後から追いかけてくるようで苦しかったのです。それでも一緒に生きていきたいと決めた人。家族になることの難しさ、奥深さを感じていました。そんなときにこの作品に出合い、みくりの胸が詰まるような感情が自分と重なり、後半は毎回泣きながら見ていました。
ちょっとずつ縮まる距離にウズウズ、ムズムズしながら思わず応援したくなる二人。
奇跡的な配役が成し得たことなのかもしれません。

また、テンポも台詞も先が気になるドキドキ感も、全てが秀逸な脚本はドラマ「重版出来!」も手掛けた野木亜紀子。今後に期待です。

これから結婚する人、新婚でうまくいかない人、熟年で思い出が色褪せてしまった人、また結婚する気なんて全然なくて仕事に生きていきたい人、全ての人に自信を持ってお勧めできる作品。私自身もずっと手元に置いて、ともに歩んでいきたい作品となりました。

 

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